店舗概要
久留米の名店で修業した西田光宏店主が地元今治に自身の名前から一文字をとり、久留米ラーメン『光屋』を2008年8月8日に創業。末広がりで且つ上を狙っていく!という熱い想いから開店日をこの日に決めたという。
提供するラーメンは久留米ラーメンを主としながら、地元今治の発展をと考え、競合店や仲間たち、今治の多ジャンルの飲食店と協力して地産地消を目的とした『今治ラーメン』を定義づけしたという。
苦労したこと
オープン当時は世界的にもリーマンショックで大変な時期だった。
今治も軒並み打撃を受けている中、あるグルメブロガーの方から今治ならではの食材を使用したラーメンは作れないものか、という提案を受け、同時期に今治にラーメン店をオープンした
ライバルともいうべき店主と協力して瀬戸内の食材でラーメンを作ることになったという。
そこから多くの地域の方々や他ジャンルの飲食店の方々と協力し、300名程の方の試食を繰り返すなど苦労も多かったが、最も難しかったが最も今治の食材と合う『塩』ラーメンを作り上げたという。
こだわりのスープ
今治ラーメンを構築してから10年程経つ中で、店舗によってはWスープとして鶏系の出汁を合わせる店も出てきているが、光屋は魚介出汁のみ、更には魚粉も使用せずに出汁のみで表現するスープにこだわり続ける。
開発当初に教示を受けたお寿司屋さんの『日本酒を使いこなす事』という教えのもと、砂糖や味醂の直接的な甘みでなく、日本酒の風味と滋味豊かな瀬戸内の魚介をふんだんに使い、
ふくらみのあるスープをとり続けている。
商品特徴
今治はもともとラーメンでいえば中華そばを食べていたが、中華そばといっても専用で出汁を取るわけではなく、瀬戸内圏内はいりこで出汁を取ったうどん文化なので、その今治うどんと同様にくたくたに茹でた中華麺を出汁に入れて中華そばを食べていた。
そういった地域の文化の中で生まれたラーメンなので、塩味が立たず自然な出汁の甘みが広がるラーメンとなっている。
当初は女性のお客様の注文が多かったが、今では男性に多く支持されているという。