店舗概要
かの名店『支那そばや』が神奈川県藤沢にあった頃、その門を叩き佐野実氏に教えを乞うた鈴木秀夫店主が、2001年10月31日、40年来のお付き合いのある知人に声をかけられ、地元であった浜松で支那そばや 日歩未を開業した。
『日歩未』とは『日々努力して歩んでいけば未来がある!』という想いから。
そして、奥様・娘さん・ご自身の名前の頭文字1字の繋がりでもあり、
家族を想う店主の人柄もうかがい知ることができる。
苦労したこと
25年ほどホテルの和食職人として研鑽を積んできた鈴木店主であったが、当時のTVで師匠である佐野実氏の番組を見て「これは面白い!」と感じ、
即連絡してみたところまずは食べに来るように言われたという。そして実際に来店してみたらまさに“衝撃”を受け、「ラーメンってこんなに美味しいのか!?」と、一挙に佐野氏のラーメンの虜になったという。
そうして第二の修行の時代が始まり、連日深夜まで仕込みに明け暮れる日々が続いた。そうして独立し日歩未を創業したわけだが、そこからは自身の舌と技術でその味を守り続けてきた。
あらゆるコストが高騰していく近年であってもより多くの顧客にラーメンを召し上がって頂けるように安易な値上げはせず、何より『クォリティーの維持は絶対』と話す店主の言葉からは、職人らしい気概に加え師への尊敬の念が顕著に感じられた。
こだわり
全ての素材は日本各地より吟味し厳選したもののみ使用する。
佐野実氏のラーメンに対する想いを色濃く受け継いだこだわりと言えるだろう。
ゲンコツや背ガラはその鮮度を重視し、旨味をじっくりと抽出する。
自家製麺に使用する小麦は『春よ恋』を主に国産小麦を100%使用。
そして極めつけは『水』。より素材の旨味を抽出しやすくするため、逆浸透膜により不純物を取り除いた『RO水』を使用する。
『水も食材』と話す店主の細部へのこだわりは、その極めて自然な旨味に富んだ一杯から存分に感じ取れることだろう。
商品特徴
スープを一口含むと親鶏由来の厚みのある鶏油の香ばしさが鼻を抜ける。
そして、生醤油や火入れ醤油・本膳醤油といった5種の厳選醤油からなる醤油ダレのふくよかな甘みと香りが追いかけてくる仕様。
この甘みを携えながらもエッジの効いた醤油ダレがこの醤油らーめんの輪郭を形成しているわけだが、これを冷凍らーめんでも同様に表現する為、醤油ダレはスープに合わせず別添となっている。
そうする事で清湯スープに内包する様々な素材の旨味を活かしながら、醤油の旨味と香りが抜群に調和する一杯となっている。しなやかな麺肌の自家製細麺との相性も良く、徐々にそのスープを吸いこみ変化していく食味も堪能いただきたい。
店舗紹介
【住所】静岡県浜松市浜名区中瀬63
【定休日】毎週火曜日 ※スープがなくなり次第終了
【営業時間】ランチ:11:00〜15:00
ディナー:17:00〜21:00