店舗概要
平成18年12月創業。
実家が仕出し屋を営んでいたことから大阪へ修行に出た小山店主が、7年ほど和食の現場で研鑽を積んだ後に帰郷し、家族と共に『ひばり食堂』として営業を開始した。
当時は昼に仕出し屋、その後食堂という形で営業していたが、その食堂で提供していたのが醤油ラーメンであった。次に現在の麪家ひばりの一番商品である『あごだし白湯らぁめん』を始め、これが好評を呼び徐々にラーメン作りの面白さにひかれていったと話す。
そこから小山店主のラーメンへの道が始まり、和の技法を礎に独学で様々なラーメンを生み出し続け、今日では松江城下のエリアで最も愛される銘店となっている。
苦労したこと
ラーメンを作る、という事で苦労を感じた事は無いと話す小山店主。職人気質の料理一筋で来た店主の気概を感じる一言であった。
反面、その気質から自身が接客に不向きと感じることもあるという。
それを補ってくれる従業員を育てる事。これが最も苦労を感じる課題だという。
こだわり
スープを構成するのは和の出汁と豚骨。出汁はアゴを主にイワシや昆布などを加え、そのアゴ出汁を活かし足りない点を補う豚骨スープを加え仕上げている。
チャーシューはとろりとほどけるほどに柔らかな食感ながらも、崩れることなく美しいビジュアルを保持する。
ここにも『和』の角煮の技法が存分に活かされ、他店と一線を画すこだわりを感じられる。醤油タレには魚醤を配し、多方向から魚介の風味をアプローチした一杯となっている。
商品特徴
一口スープを啜るとふくよかなアゴの甘味と香りが口中に一気に広がり、この一口で間違いなく美味しいらぁめんであることを確信させてくれるだろう。
チャーシューは和の基本を忠実に守るこだわり通り、しっとりとして極めて柔らかく、それでいて一切のパサつきを感じさせない素晴らしく上質な仕上がりである。
そして麪家ひばり『あごだし白湯らぁめん』の最大の特徴でもある甘辛いミンチ。
アゴの風味が存分に引き出されたスープに自家ブレンドの魚粉で風味が上積みされ、このミンチが溶け込むことで三段階に味が変化していく仕様となっている。
和の技法に裏付けされた出汁の風味と豚骨の丸み、タレの塩味で調和された至高のスープとノスタルジックな多加水麺の相性も抜群である。
上品さの中に独創的な味の組み立てを感じとれる松江を代表する一杯を、是非ご賞味あれ。
店舗紹介
【公式HP】麪家ひばり 【食べログ】麪家ひばり
※類似店舗名のお店がありますが、系列店ではありません。
【住所】島根県松江市北堀町189(ひばり)
【定休日】月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日が休みとなります)
【営業時間】
昼 11:30 〜 15:00(LO14:30)
夜 17:00 〜 21:00(LO20:30)