店舗概要
倉田店主の曽祖父の時代から、「こまや」としてうどん店や鉄板焼き店などを営み受け継がれてきた屋号であったが、昔ながらの慣れ親しんだ本物の博多ラーメンを食べてもらいたいという店主の想いから、2019年4月27日「駒や」と漢字に変更、ラーメン店として創業した。
この「駒」の字には、将棋の駒のように勝負に勝って前に進んで活きたい、という強い思いが込められており、倉田店主の【覚悟】が示されている。
苦労したこと
ラーメン作りは全て独学であった。
幼少期から食べ、慣れ親しんできた博多ラーメンの味を脳裏に味づくりに没頭した。
しかし一番の特徴である、博多ラーメンらしい香り(臭い)を安定して出すことは容易ではなかった。試行錯誤を繰り返し数えきれないほどの試作の日々であったが、博多ラーメンらしい豚骨スープの独特な発酵臭を楽しんで欲しいという想いを胸に、豚骨と向き合い続けてきた。
こだわり
何よりも豚骨スープの発酵にこだわり一定の臭みを演出する事。これこそが博多ラーメンの命と話す倉田店主。そのために使用する豚骨は部位や炊く時間を季節や気温、湿度によって調整する。その臭みに素材由来の甘みとまったりとした口あたりを付加し、その風味とバランスを活かすよう、甘みの強くないカエシを合わせる。
博多ラーメンらしい臭いに重きを置く店主ならではの味の設計が光る一杯である。
商品特徴
何といってもその発酵による豚骨臭のインパクトが強烈なスープとなっている。
しかし一口スープを含むとその香りもさることながら、ゼラチン質由来の甘味と豚骨が調和したえも言われぬ深い旨味がまったりと広がってくる。その旨味にエッジの効いた醤油がしっかりとした輪郭を形成し味の締まりを演出する。合わせる麺は宝フーズ製 低加水極細ストレート麺切刃#26の博多ラーメン専用麺。パツッとした歯ごたえと滑らかなのど越しが、じっくりと蒸らし調理で仕込むしっとり柔らかな肩ロースチャーシューと、何とも形容し難いクサ旨スープと合わさることで食感という美味しさにもコントラストを生み出している。
これぞ本場!昔ながらのクサ旨博多ラーメンをご賞味あれ!