店舗概要
1954年に名古屋で創業し、70年を越える長きにわたり地元で愛され続ける老舗中華料理店が営む担担麺専門店である。
店名の『想吃担担面』とは、日本語で『担担麺を食べたい!』という意味。 その名の通り、厨房統括である鄭料理長により生み出される様々な趣向を凝らした担担麺で、多くの顧客の舌と心を魅了し続ける名古屋の名店である。
苦労したこと
中華料理店として営業していた18年前、顧客であった方にその担担麺を気に入って頂き、その方が名古屋駅エスカの営業担当であったことから、第1号店としてエスカ地下街に担担麺専門店『想吃担担面』を開業した。
とは言え、当時はまだ“担担麺”の知名度は今ほど高くなく、故に、「より本格的でありながら常に顧客の嗜好、時流に合わせて進化させていく必要があった」(中島オーナー談)という。
その“進化”という精神は現在に至っても引き継がれ、鄭料理長の飽くなき探求心により日々研磨され続けている。
こだわり
【皇帝麺】と【吟醸ごま】
麺は香港で親しまれる細麺『香港麺』をイメージし、卵麺を発酵させることでつるっとした喉越しと適度な歯ごたえを生み出した特注麺【皇帝麺】を開発。
また、担担麺の命といっても過言ではないごまは、ブレンダーにオリジナルでブレンドしてもらい、日本酒を作る際の米のように外殻を削ることでその甘みと香りを引き立たせた【吟醸ごま】を独自で開発した。
更に、使用するラー油は数種の厳選香辛料を200℃の油で加熱し、1週間寝かせることで香味と辛みを引き立たせた【五香ラー油】を仕込んでいる。
食材に深いこだわりを持つラーメン店も数多くいるが、その中でも突出したこだわりと、そのクォリティーへの絶対的な自負と言えるだろう。
商品特徴
まず吟醸ごまの豊潤な香味がふわっと香り、五香ラー油の複雑な香ばしさが追いかけてくる、その香りのウェーブを楽しんで頂きたい。
辛味は突き刺すような辛さではなく、程よくじんわりと続き、香味・辛味・塩味・酸味のバランスが秀逸な一杯となっている。
しなやかでありながらしっかりとしたコシを持つ皇帝麺をこのスープから引き上げ啜ると、幾層にも重なる香りと共に濃密なごまの旨味と甘味が存分に絡み、小麦の風味と共に口中をうめつくし、芽菜という高菜漬けにより演出される、えも言われぬ滋味を体験して頂きたい。