店舗概要
2010年5月15日、鈴木店主の地元である船橋市の津田沼に創業した。
魚をメインとするラーメンと決めていたことから、豚骨ラーメンならぬ“魚骨ラーメン”をショルダーとして銘打ち、遊び心を感じさせるインパクト高い店名に決めたという。
苦労したこと
和食の道で研鑽を積んできた鈴木店主が、当時店長として務めていた魚介出汁をメインとするラーメンを提供するラーメン店で季節限定メニューとして人気の高かったのが『さんままぜそば』。自身が考案に携わったメニューであったこともあり独立する際にラインナップに入れたところ、非常に評判がよく現在では最もリピートの高い商品となっている。
だが、この『さんま』に特化したまぜそばやラーメンへのこだわりは、=食材仕入れの確保の難しさに直面したという。当然旬となり漁獲量の増える秋季には安定的に入荷が見込めるものの、年間を通して高品質のさんまを仕入れることは非常に難しい為だ。
こだわり
さんままぜそばの味の要となるのが、香ばしく塩焼きにしたさんまを丸ごと使用し香味野菜と共にじっくり1日かけて煮込んで作られる自家製さんまフレーク『秋刀魚醤(さんまーじゃん)』。
長時間煮込むことで骨まで柔らかく、頭や尻尾は除き内臓まで全て使用することでさんまの持つ旨味の要素がすべて凝縮されている。手間と時間のかかる仕込みでありながら、素材へのこだわりとそのすべてを活かしきるという想いは、“仕事”への職人としてのプライドを感じさせる。
商品特徴
丁寧に出汁を引いて作られる自家製のめんつゆに、12年間継ぎ足し続けることで深い旨味を包するチャーシューの煮込みタレを合わせた特製の醤油ダレ。この醤油ダレにこだわりの秋刀魚醤(さんまーじゃん)が合わさることで、ふくよかな甘みと醤油の香味がさんまの風味を一層引き立てる仕様となっている。
その風味を余すことなく纏わせる麺は、浅草開化楼製中細縮れ麺。茹で上げたのち一度流水でキュッと締めて再度茹で直すことで、高い密度で小麦の風味を感じさせながら、啜る際のなめらかな口当たりを演出し、さんまと醤油ダレの奏でる“和”の風味を存分に活かしきるまぜそばとなっている。