2012年に創業。
以前は現本店の国分町店で手打ち日本そば屋を営んでおり、当時日本そばに付ける 天婦羅で使っていた甘海老の頭の利用を考え、甘海老の風味を存分に活かした海老出汁をとり始めたのがラーメン作りの原点となった。
海老に特化したラーメンを、という想いから店名を『えびそば　えび助』とした。

それまで日本そばに没頭してきたこともあり、ラーメン屋としての経験が無く、動物系の出汁を引く難しさに直面したという。
丸鶏と鶏ガラをベースとしながら甘海老の生臭さを出さずにその風味を活かしきり、あっさりとしながらも旨味と香りのバランスが見事に調和する配合を探し続けた。
そうして作り上げたえびそばであったが、元々が日本そば屋であり、その顧客は離れていってしまった。そうした中で認知されるまでには時間がかかったものの、仙台で海老ラーメンの専門店は自店だけという自尊心を胸に一杯のラーメンと向かい続け、今では連日多くの客が足を運ぶ銘店とまでなった。

海老の香りと旨味をしっかりと味わっていただきたい。
その為、使用するカエシは敢えて醤油のエッジを効かせず少しの甘味をもたせることで、海老そのものを前面に表現した一杯となっている。

海老ラーメンというと濃厚に振ったビスク系が多く台頭する中、淡麗系でありながら極めて澄んだ海老清湯スープからは一層顕著に海老本来の風味を感じることができる。
これは日本そばで繊細な出汁をひく技術に裏打ちされた個性と言えるだろう。
その風味を存分に引き上げてくる中ストレート麺を啜ると、そのビジュアルからは想像できないほどの深い旨味と香りが口中に広がる逸品となっている。

【えびそば えび助 公式Twitter】えびそば えび助 @ebisukesendai

【住所】宮城県仙台市青葉区国分町3丁目8-7
【定休日】月曜日　※不定休あり、店のSNS等参照ください
【営業時間】昼11:00〜15:00 ／ 夜17:00〜24:00
　　　　　※日曜は昼11:00〜15:00