店舗概要
2017年10月21日創業。
よく混ぜて食べる、という事と前田店主の名前を掛け合わせて店名を「麻ぜろう」と命名。
以前は九段下で中華料理店を営んでいたが、自分の理想とする料理を提供する為に人を育てていく事の難しさを感じ、後の展望を考えた時に中華料理という大枠では無くラーメンに絞って勝負をしようと考え、当時一世を風靡した「台湾まぜそば」にヒントを得て、看板商品であった麻婆豆腐を基に麻婆まぜそばの開発に着手した。
苦労したこと
一番最初は通常の麻婆豆腐を麺にかけて混ぜてみた。だがそれだと若干味がぼやけてしまう。そこで、豆腐の量、味自体の濃さ、全体のバランスまで幾度となく計算し、試作を繰り返した。豆腐の量が少し多いだけで辛味や風味が半減してしまう。それを補うために餡を多くかけてみればべちゃべちゃとした食感になってしまう。
麺との絡みがベストの量で、最後に少しの餡が残り、ご飯を加えて丁度良い。そのバランスに至るまで途方もないほどの試行錯誤を繰り返してきたという。
こだわり
麻婆豆腐は四川省発祥であり、やはりそれを謳うのであれば本場の食味にこだわりたい。
鮮烈な唐辛子の辛味と風味に、四川花椒の痺れる辛さ。
そして麻婆豆腐であればご飯も食べて頂きたいという想いから、追い飯付きも同価格で提供している。
麻婆豆腐は作り置きをするのではなく、1食ごと中華鍋で仕上げることで、香り高い風味を演出している。
商品特徴
もちもちとした中太麺はその食感が最大限に引き出されるようにゆっくりと茹で、冷水で洗ってぬめりを落とし、キュッと締めてから再度軽く熱湯に通す。そうする事で混ぜる際にべたつかずこだわりの麻婆豆腐と絶妙に絡み合い、極上の「麻」と「辣」を堪能できるまぜそばになる。
女性の一人客が多いという事がうなずけるほど清潔で落ち着いた雰囲気の店内からも見て取れるよう、前田店主の丁寧な仕事が光る一杯となっている。