店舗概要
2008年12月22日に創業。一風変わった店名は、店主梶畑さんの名前を分けて命名したもの。
当時は動物系+魚介系のWスープがとにかく流行っていた。
らーめん木尾田も『魚介豚骨』を軸に、その大きな時流の中に飛び込んでいった。
苦労したこと
創業から3年くらいはとにかく味が定まらなかった。
自分の思い描く味が出しきれない・・・
同じ食材でもその時その時でスープに出る味が微妙に違ってくる・・・
試行錯誤の日々が続いたという。
だが、全く同じものが作れないというのは、裏を返せばチェーン店ではない
個人店の強みであり、面白い点でもあると考え、人に教えを乞うではなく
ひたすらに食材と向き合ってきた。
もっと美味しい魚介豚骨を。この熱い想いを胸に、今も尚、研鑽を続けている。
こだわりのスープ
1つの食材が突出するのではなく、スーッと身体に染み込んでいくような、やさしい、素材本来の味を活かしたスープを、と考えている。
香味油も使わず素材から抽出される風味で仕上げる。
ともすれば“パンチが無い”と感じる人もいるかもしれないが、その“パンチ”に頼らないらーめんをという考えは、様々な食材のポテンシャルを存分に引き出し、1杯の鉢の中で見事に調和されている同店のらーめんにしっかりと表現されている。
商品特徴
高いレベルでバランスの取れた魚介豚骨だが、このスープを存分に引き上げてくるしなやかな中細ストレート麺を啜り、スープを一口追いかけると、その余韻には煮干し特有のえぐみがふっと頭を出してくる。
梶畑店主『らーめんを食べて何が美味しいと感じるかと考えた時、それは余韻が大事だと考えています。美味しいと思う店には必ずそれがある。食べている時は味が美味しくて満足、その1時間後に「美味しかった」と感じて頂ければ「また行きたい」と思ってもらえる。
その「美味しかった」が余韻であり、「パンチ」に変わるものだと思う。』
そういった店主の想いが見事に体現された、濃密クリーミーな魚介豚骨となっている。