店舗概要
2021年10月、修行先の大阪で店舗を引き継ぎ『自家製麺 麺や なかよし』を開業。
それと同時に一年後に故郷である佐賀への移転を見据え、その準備にも取り掛かった。
ラーメン好きであった祖父に連れて行ってもらっていたことがラーメンとの出会いであった鶴丸店主。その祖父が営んでいた理髪店が『なかよし』であり、祖父との思い出を紡ぐ意味として店名を『麺や なかよし』とした。
そして開業より一年後の2022年10月、地元佐賀の郊外に凱旋移転、田園が広がるのどかな地に『自家製麺 麺や なかよし』をオープンした。
苦労したこと
最初は、修行先である大阪でのラーメン作りとはやはり同じには出来なかったという。
地元への想いから主要食材を佐賀産、九州産に変更したものの、なかなか味が一定に落ちつかない。試行錯誤を繰り返し、ブラッシュアップを重ね、ようやく納得のいく味にたどり着くまで1〜2か月ほどの時間を要したという。
大阪の店舗を営みながら佐賀との行き来を繰り返し、ラーメンの味を作り上げることは並々ならぬ努力であっただろうと感じた。
こだわり
鶏は佐賀県産を使用し九州産の豚と合わせ、存在感は出しながら無駄に主張せずスープの土台を構築する。このスープの力強さに負けず引き立て合う麺を、と考え佐賀県産の『春風』を主に、北海道産『春よ恋』全粒粉と厳選外麦を配合した自家製ストレート麺は、 風味豊かにスープと力強く調和する。
カエシは鉢に入れず手鍋でスープと合わせて火を入れる。そうする事で醤油のカドが落ち着き、鶏の旨味を存分に活かしきる狙いだ。
商品特徴
≪濃厚で食べ応えがあるのにしつこくない≫
そんなラーメンをと考える鶴丸店主の想いの通り、鶏と豚の濃厚な旨味を有しながら、どこかすっきりとした後味さえおぼえる一杯となっている。
一切の油分が浮かない完全乳化されたスープは、横浜家系を彷彿とさせる濃厚なインパクトであるものの、鶏油を加えるのではなく鶏自体の旨味、甘みをスープに溶かし込む技法で仕込まれることで、女性や年配のお客さまにも好まれる、しつこさを感じない濃厚なテイストを実現している。適度な弾力と豊かな風味の自家製中ストレート麺はこの濃厚スープと存分に絡み、肉の旨味をギュッと閉じ込めた柔らかなチャーシューと共に満足度の高い一杯を構築している。佐賀の郊外で地元に愛される力強い一杯を是非ご堪能いただきたい。