店舗概要
昭和45年8月創業、53年の歴史を刻む神奈川厚木の老舗である。
当初は喫茶店として営業していた同店だが、30年ほど前に現オーナーが三代目として受け継ぎ、極めて美しいビジュアルの中華そばを主としながら、から揚げや丼などのメニューも残し食堂スタイルを守り続ける。創業より53年という長い歴史から、三世代にわたり来店する馴染み客も多数おり、休日となると県外からの客も多く足を運ぶ厚木屈指の銘店である。
苦労したこと
“日本一美しいラーメン”を謳う麺や食堂。
その整然とした麺線と極めて丁寧な盛り付けは一つの芸術とさえいえるビジュアルであるが、そのクォリティーをお客様を待たせないようスピディーに仕上げる技の修得は非常に難しく、本店でも2人しかその“仕事”を任せられていないという。
その『人間を育てる』ことが最も難しい事だ、と話す大野ゼネラルマネジャーも、かつて麺や食堂本店で店長として腕を振るっていた職人である。
こだわり
見るからにしなやかであり、緩やかな曲線が何よりも目を引く美しいビジュアルを演出する自家製細ストレート麺切刃#24。その見た目もさることながら、メインとする国産小麦『春よ恋』にアメリカ・カナダ産の外麦『ダークノーザンスプリング種』を配合することで、しなやかでもちッとした麺質に程よくパツッとしたコシを付加した、極めてレベルの高い自家製麺となっている。
その麺に合わせる清湯スープは、2日をかけて抽出する動物系清湯と8種素材でじっくりと丁寧にひく魚介出汁を合わせたWスープ。同一の鍋で炊くのではなく、それぞれを別で仕込むことで全ての素材の旨味を存分に引き出し、優しく澄んだ質感に深い滋味を感じさせるスープとなっている。
商品特徴
こだわり抜いた自家製の細ストレート麺となっているので、ご自宅で召し上がる際も是非、麺の並びをきれいに整えて盛り付けて頂きたい。そうする事で啜る際により一層しなやかな麺肌を体感して頂けます。その麺がしっかりと引き上げてくる清湯スープは、深く厚い旨味を有する中に、その旨味と両立するキリッとエッジの効いた醤油の風味とほのかな甘みを感じとることができる仕様となっている。数ある豚肉の中から選び抜いた希少部位“シキンボウ”のチャーシューは、きめ細かい赤身肉の旨味と程よい弾力が特徴的で小気味よいアクセントとなっている。
日常にありながら一つ一つの丁寧な仕事が光る麺や食堂の中華そば。
地域に愛される極上の一杯をご堪能あれ。