店舗概要
2020年5月31日、大阪の名店『鶴麺』で10年の間、研鑽を積んできた深澤店主が独立創業した。大通り沿いは避け地域に根差したお店を、という想いから蒲生四丁目の商店街から1本入った路地に店を構えた形となる。店名の「スマイル」は、自分のラーメンでお客様や地域の人たちが、そして自分たちも笑顔に、と思い命名したという。その想いの通り、多くの顧客で賑わいその顔には笑みが浮かぶ銘店となっている。
苦労したこと
創業当初は昼夜でお店を営業していた。だが、コロナ禍であり外出自粛が叫ばれる中、夜の営業は苦戦を強いられていたという。そこでより多くのお客様に自分のラーメンを提供する為、早朝から店を開ける「朝ラー」営業に踏み切った。その時流に乗った手法は見事にハマり、近隣のサラリーマン層に広く受け入れられ、現在でもその営業スタイルを続けている。(2023年3月時点)
こだわり
素材、そしてその質にこだわる。
滋味深く厚い旨味を内包する清湯スープを構成するのは「鶏と水」のみ。
使用する鶏は日本三大地鶏「薩摩地鶏」を父に持つ『黒さつま鶏“黒王”』。
その丸鶏のみを使用し水とじっくりと20時間炊く事で、鶏らしい濃い滋味を抽出している。
麺は京都の老舗麺屋棣鄂製特注麺。三重県産あやひかりを使用し#14丸刃で切り出す麺肌は極めてなめらかで、清湯スープとの親和性を考え抜かれた仕様となっている。
高いポテンシャルをもつ素晴らしい食材を調和させることで、無化調でありながらその旨味を優に超える味づくりを実現させている。
商品特徴
丸の黒さつま鶏から長時間かけて丁寧に仕込まれる清湯スープ。そのスープに、和歌山は野尻の生揚げしょうゆにたまり醤油を配合し醤油のエッジを効かせたカエシを合わせることで、甘味さえ感じる中にキリッとした醤油のインパクトを感じるスープとなっている。このスープとの相性を考え抜かれた麺屋棣鄂製特注麺を啜ると、2段階で配される鶏油の香り高い風味と共に黒さつま鶏の厚い旨味が口中に広がり、鶏そのものを食べているかのような感覚さえおぼえる。
添えるチャーシューは霧島高原ロイヤルポークの肩ロースとウデの2種。濃い味付けをせず素材本来、肉自体の旨味を活かしたチャーシューで、麺とスープのみでも極めて高いレベルのラーメンでありながら、全くの隙すら見せない計算し尽くされた至高の一杯を思う存分啜って頂きたい。