店舗概要
現店舗は2022年10月5日に開業。以前は下北沢で2020年12月から2か月ほど、その後仙台泉中央で1年弱ほど間借り店舗でラーメンを提供していた。
その一風変わった『あはれ』という店名は、伊東店主が最も大事にしている事である【ふらっと寄って頂いたお客様に、何かいいな…と感じて頂きたい、そんなラーメンを作りたい】という想いから命名した。
※【あはれ】とはしみじみとしたおもむきがある。すばらしい。という意味。
苦労したこと
最初に下北沢に間借り店舗でオープンした頃、世間はコロナ感染拡大の真っ只中であり、大きくオープン告知をしたわけでもなかった為、当初はお客様がゼロの日もあった。
一生懸命スープや具材を仕込み間借りの店舗に持ち込んで準備をしても、ラーメンを提供することが出来ずに材料を捨てるしかない事も度々。
これが一番辛かったと語る伊東店主。
こだわり
醤油らーめんは、『醤油』のキレを活かす事を一番に考える。関東中のラーメンを食べ歩いていた頃、名店と言われるお店で感じるのは調和であり、醤油とスープのバランスが素晴らしく美味しいという店が多いと感じたという。しかし、伊東店主は自身が惚れ込んだ醤油を活かす為にと考え、醤油のキレを活かす為の鶏の出汁をとる事に注力した。
白醤油らーめんに関しては調和を大事に考える。塩味が立ちやすい白醤油ではあるが、甘みも携えた白醤油を使用し、脂とのバランスを考え、まさに丁度良い塩梅に仕上げている。
伊東店主がらーめんを作るうえで最も大事にしているという深みとコク、そして雑味。
様々な食材を掛け合わせることで生まれる雑味と食材本来がもつ深みやコク。それぞれを最も活かしきりらーめんを作り上げるという事に深いこだわりを感じる一杯となっている。
商品特徴
生姜醤油らーめんとしては青島食堂の長岡生姜醤油ラーメンをリスペクトしているという伊東店主。生姜の使い方、効かせ方は何度も通い詰めて研究し、そこに自分らしさを付加させるため、多加水手揉み麺を合わせることで時流に合わせたこだわりの一杯を作り上げている。宮城は土地柄、山形のラーメン文化が色濃く、ワシワシとした食感のラーメンが多い中で『自分らしいらーめん』の表現をと考えた時、この特徴的な麺に行き着いたという。
その『らしさ』の通り、丹念に手揉みすることで生まれる1本の麺の食感のコントラストは、生姜の風味がキリッと効いた淡麗スープに驚くほど良く絡み、他では味わう事の出来ない唯一無二の逸品となっている。