お店の歴史
新潟のご当地ラーメンの一つである「燕三条系ラーメン」と呼ばれる背脂煮干ラーメンを多摩地区でいち早く提供し始めたのが中華蕎麦丸め。
丸目店主は、煮干しラーメンの名店「たけちゃんにぼしらーめん」が深大寺にあった頃に修業した後、都内のラーメン店や居酒屋など色々な経験をし、「出会ったラーメンの魅力」や「出会った経営者の個性の魅力」により、いつかは自分もラーメン店を経営したいとの思いが生まれ、2006年12月に東久留米市の前沢で「麺や 丸め」をオープンさせました。
その後、武蔵小金井や新所沢駅などに移転したが、「始まりの地」である東久留米に物件が確保でき、2006年に初めて「麺や 丸め」がオープンしてからちょうど10年後に当たる記念すべき日の2016年12月1日に移転オープンし現在は「中華蕎麦 丸め」としてこの東久留米で営業している。
苦労したこと
何よりも醤油の選定。醤油にこだわっているので15社くらいは試した。関東のお店なので関東の醤油を使うために、千葉・埼玉・・・と半年くらいは調整にかかった。そうして醤油が決まれば次は煮干し選び。九州、鳥取、関東と様々に試した。塩分濃度が違うんですよ。九州産は塩分濃度が高めとか。九州でも長崎産、佐賀産・・とたまに香川産とかも試して、醤油とのバランスをとるのに煮干しのブレンドにも苦労しました。でもそうして繰り返すと、スープの味見をするだけで「あ、これは九州産だな、これは千葉産だな」とか分かってくるんですよ。醤油は決まっているのに煮干しによってガラリと表情が変わる、それがまた面白くなってくるんですけど、最初の内はお客さんに「しょっぱいしょっぱい」とか言われて・・・。もう変えようかとも思ったんですが、その醤油の立っている感じもうちの一つの売りかなとも思って。そうしてスープが出来上がってくると次は麺。中華麺の中でもうどんぽい麺で強力粉を主に使っています。モチッというよりもワシワシとした麺にしています。あえて他の店がやらないような組み合わせの方が、印象に残るかなと思います。
好きなラーメン
厳選された背脂を惜しみなく使用した、「超ごってりスープ」にキレのある醤油タレを合わせて丁度よい甘みとコクのあるスープに仕上げた、ごってりしょうゆらーめんは、看板通りのまさに「喰えばわかるさ!」
商品の特徴、こだわり
丸めのラーメンで最も重要性が高いのが醤油。数ある醤油を試した結果、あきる野市の近藤醸造キッコーゴが最も思い描く味を表現できるとのことから、変わることなく使い続けている。。「うちのラーメンにはこの醤油しかないと言っても過言ではない」という程、味の軸をビシッと決めてくれる役割を担っている。
ご自宅での美味しいお召し上がり方
薬味が入っていないので玉葱だったり、きくらげのコリコリ感はあるんですが、味も少し濃いめになっているので、ワンポイントで野菜なんかも加えて頂けるとより美味しく召し上がってもらえるかと思います。麺の茹で方は結構太いので、少し長めにゆっくり動かしながら茹でてもらえると良いかと思います。自宅だと盛り付けに時間がかかるので少し硬めに仕上げてもらえると丁度良いかと思います。あと一番大事なのは大き目の鍋でたっぷりのお湯で茹でる事。これが生麺の醍醐味なので是非試してもらいたい。